診療放射線室
特徴
診療放射線技師、放射線科医師、各専門医師とタッグを組み、高精度の画像診断を行っています。医療画像は全てデジタル化され、モニター診断に対応しております。MRI、CTに代表される高機能放射線医療機器を駆使し、病気の早期発見・治療に貢献しています。
機器紹介
一般撮影検査
いわゆるレントゲンです。当院には一般撮影室は2部屋あります。
どちらもデジタル化されており、モニター診断(フィルムをなくし、モニターの画面上で画像を見て診断すること)に対応しています。
X線TV検査
体の透視の画像を見ながらする検査です。代表的な検査にバリウムを飲んで行う胃透視検査があります。他にも、食道や大腸などの消化器系、腎臓、尿管、膀胱などの泌尿器系、骨や脊髄などの整形系の検査があります。
CT検査
CT検査とはX線を使用して身体の中をコンピュータ処理して横断像(輪切り)の画像情報を得る検査です。また横断像の画像情報をコンピュータ処理することにより、いろいろな断面の画像や、3D(三次元)画像を得ることもできます。
患者様はベッドに寝ていただき、装置の中心の穴を通過することで検査を行います。検査中痛みなどはありませんが、部位により息止めをお願いする場合があります。
MRI検査
強力な磁石の力と電波の力を用いて画像を撮影します。放射線を使わないので被ばくの心配はありません。
平成30年度に機器を更新し、静かで短時間に高精細な画像を撮影することが可能となりました。さらに明るくなった室内と本体トンネルの直径は広く、奥行きも短くなり検査中の圧迫感が軽減されました。
血管撮影検査
手首や足の付け根の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、目的の血管に造影剤を注入し診断及び治療(IVR)を行う検査です。
主な部位として心臓の冠動脈、脳血管、腹部血管(主に肝動脈)の検査を行っています。
診断を支援する3D画像、フラットパネルと呼ばれる検出器、2方向から観察可能なバイプレーン機能を搭載した機器に更新いたしました。(平成28年度)
乳房撮影(マンモグラフィ)検査
乳房画像診断の機器である「デジタル・ブレスト・トモシンセシス」装置を導入しております。画像を3D化することにより、鮮鋭で細かい所まで確認できるようになりました。
撮影はすべて女性技師にて対応しております。被ばく線量も乳がん検診の基準である3mGy以下ですので、安心して検査を受けていただけます。
骨塩定量検査
骨の密度を測る検査です。骨粗鬆症の診断等に使用します。
当院では利き腕と逆の手首の骨を測定します。
ポータブル撮影検査
撮影室まで来ることができない方のところまで行き、レントゲンを撮影します。また、手術室でも撮影します。