コロナ時代のセルフメンタルケア
この数年は子どもから大人までストレスを感じやすい状態にあり、これまでだったら受け流せていたことがいつまでも心に引っかかっていたり、うまく発散できていたことも行動の制限がかかり解消できないといった経験をしている方も少なくないと思います。
そこで、今回はいつでも、どこでも簡単にできるセルフメンタルケアを紹介します。
①口角を上げて笑顔を作る
「にっ」と笑顔を作ると表情筋が引っ張られます。
その刺激が脳に伝わると、脳は「今は笑っている、楽しい」と 判断し、気持ちを安定させるセロトニンの分泌を促すと言われています。
辛い時、イライラした時には、
わざと笑顔を作ってみましょう。
②小さな幸せをみつける
人は悩んでいると同じことをぐるぐると考えてしまうものです。
小さな幸せを見つけよう、と気持ちを別の目的に向けると一旦ぐるぐる考えるスパイラルを中断できます。
空を見上げたら雲1つない青空、
これも小さな幸せです。
③「自分」が「今」できることを考える
前向きに考えられるようになるためには
“自分は状況を変えることができる”
というコントロール感が大切です。
他者の行動や過去・未来のことは自分ではコントロールできないことが多いため、「自分」が「今」できる簡単なことを1つずつやってみましょう。
例えば、家庭や職場の居心地がよくない時、自分が笑顔でいたり、花を飾るのは「自分」が「今」できることですね。
臨床心理室