認知症、脳梗塞、心筋梗塞のリスクがわかるようになりました。
今回は当院ドックの新たなオプション検査についてご紹介します。
厚生労働省の発表によると、2025年には65歳以上の高齢者のうち
認知症の人は、約700万人(5人に1人)に増加すると予測されています。
最近の研究では、アルツハイマー病の前段階である
軽度認知障害( MCI = Mild Cognitive Impairment)の段階で適切な予防や治療を行えば、
認知症の発症を遅らせることが出来るといわれています。
このMCIスクリーニング検査と、
将来の脳梗塞、心筋梗塞の発症リスクがわかるLOX-indexが
当院ドックにて可能になりました。
アルツハイマー病はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、
神経細胞を破壊することで発症します。
MCIスクリーニング検査では、アミロイドベータペプチドの排除や
毒性を弱める機能を持つ血液中の3つのタンパク質を調べることで、
MCIのリスクを判定します。
LOX-indexは、超悪玉コレステロール(酸化変性LDL)と、
それを血管の壁に取り込んで動脈硬化を進めるLOX-1という蛋白質を測定し、
将来の脳梗塞、心筋梗塞の発症リスクを予測します。
どちらも少々お高い検査ですのでお気軽にどうぞとはいえませんが、
ご興味のある方は、当院健康管理センターにお問い合わせください。
MCIスクリーニング検査は19,800円、LOX-index は13,200円(税込)です。
健康管理科 堀尾 亨