6月といえば・・・
毎年、6月頃になれば憂鬱になる人がいます。
なぜかというと、この頃は、いろんな季節の問題がおきるからです。
いわゆる、スギ花粉症の人にとっては、2月から3月が、くしゃみ、鼻水、鼻閉、目のかゆみに悩まされる憂鬱な時期ですが、6月頃は、麦の花粉症の方にとっては、つらい時期になります。
また、梅雨時期で湿度が増すと、副鼻腔炎(蓄膿)が悪化する人もいます。
しかし、この時期は、片頭痛、自律神経失調症などが起りやすい時期でもあります。
このような天気の変化が原因でおこる体調不良は、
「気象病」
とも言われます。
症状としては、立ちくらみなどのめまい、頭痛、古傷の痛み、神経痛、関節痛などが代表的であり、最近は、パソコン、スマホなどの使用、また、ストレス、生活習慣の乱れなどによって自律神経失調症を起こしやすく、余計に影響を受けやすいため、患者数は増加傾向にあると言われています。
これらの主な原因は、気圧の変動です。
例えば、片頭痛では、雨が降る、梅雨時期になる、台風が来ると頭痛が起きやすい人などは、典型的でしょう。
体調不良には、様々な原因があります。
自分でも気づきにくい病気もたくさんあるため、気になる症状があれば、是非受診されてみてはいかがでしょうか。
内科 医師